僕はレートが少ない

ポケモンの構築記事やダメージ計算、考察などを載せるブログ

もしゲームフリークや増田さんが本気を出してレート差マッチングを修正するとどうなるのかって話

皆さんこんにちは。せもぽぬめです。

 

 

7世代になってから「レート差マッチング」について怒りのツイートをよく見かけます。

5世代の頃はありましたが、6世代になって改善されてそのまま7世代に行ったのかと思っていたのですが、僕のTLを見る限り、そうではないようです。

 

 

僕個人の意見としては、どんなにレートをやってる人からの意見が毎日鬼のようにツイッターのリプライで届いたとしても、7世代のうちにゲームフリークや増田さんが本気でレート差マッチングを修正するとは、とても思えません。

 

社会経験のある人であれば分かると思いますが、企業というのはどうすれば合法的に1円でも多くお金を稼げるかを考えていますし、サラリーマンは上司に常にそういったことを考えさせられます。

ポケモンサン・ムーンは全世界1400万本を超える売上を誇るソフトであり、その中でレート対戦を楽しんでいる人は約28万人だそうです。(シーズン1時点での人口)

※参考文献→(ポケモンスプレッドシート: [7世代シーズン1]レート帯別人口)

 

ということは、そういった人たちの不満点を改善するよりも、もっと売上が伸びる別の議題を日々考えさせられている可能性が非常に高いです。

なぜなら、例えレート対戦を楽しんでいる世界中の全ての人がポケモンの次回作を買わなかったとしても、無視できるレベルの人口しかいないからです。

更に、一度作ってしまった仕組みを手直しするというのは想像以上の手間がかかってしまいます。

例えその手間を顧みず対戦についての修正を様々加えたとしても、売上が大きく変わるのはまだ発表もされていない次回作以降という、売った側からしたら罰ゲームに近い苦行なのです。

 

どこの企業、あるいは政治家でさえもそうですが、よりお金を落としてくれる客層に効果的なアプローチを仕掛けてきます。

レート差マッチングを修正するのは企業としてあるべき姿ではないのかもしれません。

 

 

しかしこんな夢のない話をしてもしょうがないので、万が一レート差マッチングがゲームフリークや増田さんの力によって修正された場合にどういったことが起こり得るのか考えていきたいと思います。

 

レート数値の変動の式

 

勝った時に得られるレート=16+(相手のレート-自分のレート)×0.04

負けた時に失うレート=16+(自分のレート-相手のレート)×0.04

※小数点以下は切り捨て

※400以上のレート差があるマッチングの場合、勝った時に得られるレートは0

 

上記の式でレートの数値は計算されています。

レート対戦を本気でやっている人なら当たり前に知っている式だそうです。

知らなかった人はこれを機会に覚えておきましょう。

 

 

レート差マッチングを修正するということ

 

早速本題ですが、レート差マッチングを修正するということは、レートが近い人同士でマッチングが起こりやすくするようにプログラムすることです。

 

それ自体は何の問題もありませんね。

高レートの皆さんは低レートとマッチングした時に勝っても旨味なし、負けたら大量のレートを失うハイリスクローリターンを背負ってポケモン対戦をやっているわけです。

つまり、ポケモン対戦を真剣にやって上位に行けば行くほど背負うリスクが増え、旨味がなくなっていきます。

これはいけませんね。頑張れば頑張った分損をするというのは、現実世界のごく一部だけで十分です。

ですから皆さんはこの修正を求めているわけです。

 

 

 

ただ、ここまでなんとなく「修正する」と書き続けてますが、具体的にどうやって修正するのでしょう。

僕にはこの方法が全く思いつきません。

 

仮に「レート差300以上ある人とマッチングしないようにしなさい」とプログラムすればそういった指示をこなすことも可能なのではないかと思います。

(プログラミングに関してずぶの素人なので、あくまで個人的な考えに過ぎませんが)

 

しかし上記のようなプログラムを加えるとどうなるでしょうか。

ある一定のところまではマッチングをするが、それ以降はマッチング自体が減ってしまう仕組みになってしまうのです。

 

当たり前ですが、レート2000を越えている人よりも1500~1900代方が人口は多いです。

レートの数値でマッチングを区切ってしまうととんでもない上位は過疎になってしまい、よりポケモン対戦をやらなくなってしまうのです。

 

 

果たしてこれが対戦ゲームとしてのあるべき姿なのでしょうか…?

 

 

最後に

 

長くなりましたが、最後に個人的な意見を。

レート数値というのはその人の実力をその時々において適正に表現している数値であると僕は考えています。

やはり毎シーズンPGLランキング上位にいる人は強いですし、それだけ毎日ポケモンのことを考え、対戦数もこなしています。

そして、言い方は悪いですが、強者も弱者も同じフィールドで戦えるからこそポケモン対戦が面白いのだとも思います。

強者が強者としかマッチングしない、そういったことは仲間うちとかで大会を開き、選ばれし猛者だけを呼んでやればいいんじゃないでしょうか。

皆が与えられたルールの中で対戦をこなし、勝ち星を稼ぎ、レートの数値を上げていくからこそレートの数値に価値があるのだと思います。

低レートにレートドレインをされたら腹も立つでしょう。しかしそれらに具体的な対策はありません。

なるべく高レートの人が多く潜っている時間に潜り、マッチングするよう祈るだけです。

マッチングだけは完全に運なのです。

 

強者になるには時には運も味方につけなければいけません。